古い歴史のある仕事の魅力

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酪農は明治期に都市部で始まった

日本人で最初に牛乳を飲んだのは、織田信長だったという説がありますが、根拠はありません。もっとも、信長は家臣に向かって、「お前、こんなものを飲んだら牛になるぞ!」といって、部下には飲ませなかったとも言われています。信長の言説が守られたからでもないと思いますが、日本人が牛乳を飲むようになったのは、庶民レベルでは明治維新後のようです。いわゆる文明開化によって、牛鍋がもてはやされるようになったのと、ほぼ期を一にしているようですが、牛乳はやや遅れて日本に入り出したようです。
大倉財閥を一代で築き上げた、大倉喜八郎は進取の精神に富んだ人で、ヨーロッパを自費で見て回った時、西洋人が牛乳を飲む習慣に興味を持ち、帰国後酪農の会社を興し、現在の東京都墨田区東向島にホルスタインを放牧した牧場を開設したのが、日本で最初期の牛乳流通網の始まりとされます。
墨田区といえば東京スカイツリーの御膝元です。東向島はスカイツリーの建つ押上と指呼の距離です。そんな場所にホルスタイン牧場があり、日本の酪農の黎明期を支えていたとは、にわかに信じがたいことですが、都市部への牛乳配達を考えると冷蔵技術が未発達の時代、酪農は都市の近傍でする必要があったことが窺われ、興味深いものがあります。

酪農の歴史と仕事内容や収入について

酪農とは乳用家畜、日本においてはほとんどが乳牛を指しますが、乳牛を牧場で飼育して乳、乳製品を生産する事を意味する言葉です。ちなみに酪農の歴史は非常に古く紀元前3000年頃にはメソポタミアのシュメール人が牛乳を搾って神に捧げたと言われていますし、貴族も牛乳を飲んでいました。この乳を飲む文化がアジアに伝わったのが紀元前1600年頃でアリアン人からインドに伝えられたのが最初と言われています。さらに日本においては6世紀頃に伝わったと記録が残っています。
今は酪農の大学などもあり卒業後に牧場に就職するといった流れが増えてきています。酪農を学びたい人は北海道に専門の大学が多いと言えますし、また牧場自体も北海道が多いので大学入学を機に移り住む人が多いと言えます。平均収入は25万円程と言われてますが、経験や年齢によってかなり幅があるということが出来ます。そんな酪農の仕事内容ですがかなりの肉体労働ですしハードな仕事と言えます。
主に乳牛の世話と乳搾り、さらには観光施設化している牧場の場合は観光客の案内や乳搾りの体験のお手伝いといった事も仕事内容に含まれます。その他にも乳製品の加工を牧場で行っている所も多く、牛乳、チーズといった商品作りも仕事の一環ということが出来るでしょう。

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